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2024年夏期体験講座(2024年6月に実施予定)

2024年夏期体験型講座(ワークショップ)

今後の公演にむけて作品づくりにご参加して下さる方を募る為、上演台本を使った体験型の講座を行います。公演に出演をご希望する方、あわせて演出、制作業務及び各種作品づくりに関わる業務にご協力頂ける方の募集も行います。


【内容】

上演台本を用いた体験型の講座を予定しております(体験型の講座といっても、内容的には、いわゆる演劇のワークショップです)。出来るだけいつも稽古場で行っている事柄と同様なものを念頭に置いて当該の台本に沿って進行致します。
普段の稽古場の雰囲気を出来るだけそのままの状態で公開したいという意図があります。自分が実践している方法論を磨いたり共有したりする場として当該機会を設けさせて頂いております。また、上記に加えて、稽古場の透明性を高めることや諸情報をなるだけオープンにしたいとも考えております。なぜなら、拙公演への参加をご希望の方々とお互いに選択の自由を確保したいからです。普段の創作や上演作品をつくる為の稽古において、この機会に公演の参加希望をして下さる方々がしたいことと、それが合致するかあるいは乖離があるかについて、無理のないかたちで判断する場(合う合わないを感じ取って頂く場)にしたいと考えています。
本企画は、拙作の公演とセットで企画しております。上演作品をご覧になって頂ければ、当日の内容も上演台本に即して進めようと思っておりますので、なんとなく雰囲気を掴んで頂けるかと思います。2024年5月に予定している公演(「理想郷」中野区水性にて上演予定)をご参加の判断材料にして頂けましたら幸いです。どの講座も新規あるいは以前ご参加頂いた方も歓迎致します。過去の上演の様子については以下をご参考にして下さい。

https://www.youtube.com/@odanaotoshi

内容は以下三つの講座を設けます。

【A】
以前から使用している上演台本である「是でいいのだ」や「凡人の言い訳」を使用します。具体的な内容としては、ひとり語りを通して情景を立ち上げたうえで観客の想像力に迫る事を行います。
【B】
近作の上演台本である「よく生きろ!」を使用します。具体的な内容としては、対話・会話のなかで相手に反応しながら演技を組み立てる事を行います。なかでも「間」を使って演技を組み立てる事に着目したいと考えております。
【C】
読書会・輪読会あるいは意見交換の場を考えております。具体的な内容としては、過去に寄稿した二本の拙随筆を使用して行います。「逍遙学派的劇作術」(『新潮』2019年7月号所収)と「個人主義として群れるには」(『文學界』2020年9月号所収)です。テキストの内容としては、脚本の執筆についてと演出や企画・制作についてそれぞれ書いたものです。結構以前に書いたものなので、今とは少し考え方や状況が異なることもあるのですが、こちらを使おうと考えております。テキストについては当日こちらが持参します。例えるならば、大学のゼミのような雰囲気で行いたいと考えております。

「A」と「B」は、台本を使用した演技の実践についての内容ですが、他方「C」では、そもそも何の為に演劇活動(あるいは創作活動)を行うかであったり、企画・制作をすることとそれに伴う責任の問題などについて考えたり、ざっくばらんに意見交換しあったりするような機会です。演技の実践的技術もさることながら、上記のような本質的なところを考えることが演劇活動や公演実施を円滑に行う為に必要ではないかと思ったからです。これまで「C」のような場を設けることを行ってこなかったのですが、この度は試験的に当該機会を設けてみました。

【公募について】
現状は公演が実施出来るかを含めた企画について明確ではないのですが、企画予定の公演の出演者及び演出、制作業務(その他作品づくりに関わる業務)などの参加者の募集も兼ねております。もしご興味を持って頂きましたら、当機会のご参加や下記「必要事項」記入のうえご連絡下さい(公演及び稽古などの各日程、業務、報酬・謝礼などの詳細については、公演を企画したうえで当該業務のご依頼をさせて頂く際に個別にご相談を致します)。

【日程】
① 2024年6月7日(金曜日) 18時~【A】
② 2024年6月8日(土曜日) 18時~【B】
③ 2024年6月9日(日曜日) 18時~【A】
④ 2024年6月15日(土曜日) 18時~【B】
⑤ 2024年6月16日(日曜日) 13時30分~【C】

※ 5つの日程のなかからご都合いいものを記入下さい。
※ 各回2~3時間程度を予定しております。
※ 会場は東京都内の施設を予定しております。
※ 各回定員になり次第、ご応募を締め切きる場合がございます。
※ 開催日時の変更や追加日程などありましたら適宜更新致します。
※ 2024年6月16日(日曜日)【C】の終わりに、任意で軽い懇親会のようなことが出来たらと考えております(当日余力があればです。余力がなかったら行いません、その場合はすみません)。

【申し込み方法】
件名を「2024年夏期体験型講座(応募者の方のお名前をご記入)」とし、以下の「必要事項」をご記入のうえ、下記アドレスまでご連絡下さい。追って会場の詳細をご連絡致します。

必要事項
① お名前
② ご連絡先(メールアドレス・お電話番号)
③ ご参加を希望される日時
④ 公演についてどのような形態でのご参加を希望されるか(出演者・演出・制作・その他各技術スタッフなどご希望の形態ございましたらご記入下さい)
⑤ 備考及びその他(動機や特筆事項などがもしございましたら記入下さい)

※ 台本を使った体験型講座への参加というよりは、演出や制作業務、各種スタッフ業務へのお問い合わせの方はその旨書いていただければ、個別にお話させて頂く機会を設けさせて頂ければ幸いです。

よろしくお願い致します。

mail odanaotoshi@gmail.com
web http://odanaotoshi.blogspot.jp

小田尚稔の演劇 「理想郷」 (2024年5月実施予定の公演)

 小田尚稔の演劇
「理想郷」 “Utopia


脚本・演出 小田尚稔
出演 鈴木睦海 富髙有紗 保志実都貴 松尾由津香 他


「理想郷」という題名で上演作品をつくろうと思っております。今回の公演では、「この世に理想郷という場所はあるか?」あるいは「もし理想郷があるとするならば、そこはどのようなところか?」という事柄を考えながら、脚本や上演作品としてまとめたいと考えております。尚、この度の公演は中野区薬師あいロード商店街に新たに開店したイベントスペース「水性」にて行います。
2023年は公演を実施しませんでした。公演を行わなかったこともあり、この一年は内省することが多かったように思います。この度の公演では、初心に立ち返ったような心持ちで行いたいと思っております。ここ最近に実施した公演と比べて上演の規模が小さくなるかもしれませんが、ご観劇下さるお客様に楽しんで頂けるように努めます。

SCHEDULE
2024年5月23日(THU)-5月29日(WED) [全9回公演を予定]
5/23 (THU) 19:30-
5/24 (FRI) 19:30-
5/25 (SAT) 14:00- /19:00-
5/26 (SUN) 14:00- /19:00-
5/27 (MON) 19:30-
5/28 (TUE) 19:30-
5/29 (WED) 14:00-

TICKET
前売券 2500円(ご予約・当日清算) 
当日券 3000円
学生券 2200円(受付で学生証をご呈示下さい)

※ 日時指定・全席自由です。
※ 受付開始は開演の30分前・開場は開演の20分前です。
※ 上演時間は60~100分程度を見越して準備しております(最近の上演作品に比べて上演時間が短いものになるかもしれません)。確定しましたら更新致します。

2024年3月1日(正午)より以下のURLにてご予約を承ります。

ACCESS 
水性
〒165-0026
東京都中野区新井1-14-14



STAFF 
音楽 原田裕介
宣伝美術 渡邊まな実
記録映像撮影 河野恭平
企画・制作 小田尚稔
主催 小田尚稔の演劇/小田尚稔
協力 シバイエンジン バウムアンドクーヘン
助成 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成]

小田尚稔の演劇 「よく生きろ!」(2022年12月)

小田尚稔の演劇

「よく生きろ!」 “Live well!


脚本・演出 小田尚稔
出演 加賀田玲 こばやしかのん 小林駿 坂本彩音 的場裕美 宮﨑輝 渡邊まな実

どのように生きればよいのかがわかりません。哲学者の岩田靖夫氏は次のように書いています。「人間として生きるというのは、エゴイズムと自己犠牲という矛盾した二つの生き方の緊張の中で、いつもその緊張に苦しみながら生きるということです。」岩田靖夫『よく生きる』(ちくま新書、2005年、40頁)
そして最近は日々の生活を送るなかで、多くの場合ひとつの物事には「よい」側面と「悪い」側面が共存していることを感じております。今回は上記を念頭に置きながら、「よく生きる」という事柄について自分なりに考えながら劇作をしたいです。

SCHEDULE
2022年12月9日(FRI)-12月18日(SUN) [全12回公演] 
12/9 (FRI) 19:00-
12/10 (SAT) 
14:00- /19:00-
12/11 (SUN) 14:00- /19:00-
12/12 (MON) 19:00-
12/13 (TUE) 休演日
12/14 (WED) 19:00-
12/15 (THU) 19:00-
12/16 (FRI) 19:00-
12/17 (SAT) 14:00- /19:00-
12/18 (SUN) 13:00-

TICKET
ご予約 3000円
当日券 3500円

※ 日時指定・全席自由です。
※ 上演時間は95分を予定しております。途中休憩はございません。
※ 受付開始は開演の30分前・開場は開演の20分前です。
※ 開演後15分以降は途中入場不可です。遅れる事が分かった時点でご連絡をお願い致します。
※ 未就学児童はご入場頂けません。
※ 開場時は【こまばアゴラ劇場支援会員→一般予約】の順番でご入場頂きます。
※ 開場後はご来場順の入場とさせて頂きます。
※ 12/14(WED)19時開演の回は、上演の記録映像の撮影を予定しております(客席の一部に撮影用のカメラが入ることをご了承下さい)。

ACCESS 
こまばアゴラ劇場
〒153-0041
東京都目黒区駒場1-11-13


STAFF 
音楽・音響 土屋光
照明 佐藤佑磨
映像 南香好
舞台監督 小田尚稔 
小林駿
宣伝美術 渡邊まな実
記録映像撮影 河野恭平

芸術総監督 平田オリザ
技術協力 黒澤多生(アゴラ企画)
制作協力 蜂巣もも(アゴラ企画)

企画制作 小田尚稔の演劇/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催 (有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
協力 シバイエンジン SCOOL 高田隼也
助成
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会


Design by Manami Watanabe






Photo by Kyouhei Kawano

Editing by Kyouhei Kawano

小田尚稔の演劇 「是でいいのだ」(2022年3月)

  小田尚稔の演劇

「是でいいのだ」 “Es ist gut”


脚本・演出 小田尚稔
出演 加賀田玲 木村友里 澤田夕唯 鈴木睦海 橋本清 
 

登場人物のひとりである女は、就職活動の面接の前に立ち寄った新宿のマクドナルドで被災する。電車が動かないので、徒歩で家がある国分寺まで帰宅しようとする。中央線沿いを歩く最中、彼女は当時のさまざまな風景をみて、それらの様子から回想をする。歩き疲れて夜空の星をみながら、震源地からも近い実家に住む両親のことを想う。そのときにみた星空の様子は、カント (Immanuel Kant:1724-1804)『実践理性批判』の「結び」の一節、 「ここに二つの物がある、それは〔略〕感嘆と畏敬の念とをもって我々の心を余すところなく充足する、すなわち私の上なる星をちりばめた空と私のうちなる道徳的法則である」カント『実践理性批判』(岩波書店、波多野精一・宮本和吉・篠田英雄訳、1979年、317頁)とともに語られる。

SCHEDULE
2022年3月11日(FRI)-3月13日(SUN) [全4回公演]
3/11 (FRI) 19:00-
3/12 (SAT) 
19:00-
3/13 (SUN) 14:00- /19:00-

※上演時間は約2時間20分程度を予定しております(途中5~10分程度の休憩が御座います)。
※ 受付及び開場は各回開演の30分前です。
※ 3/11(FRI)の回は、上演の記録映像の撮影を予定しております(客席の一部に撮影用のカメラが入ることをご了承下さい)。


ACCESS 
SCOOL
〒181-0013
東京都三鷹市下連雀 3-33-6
三京ユニオンビル 5F

三鷹駅南口・中央通り直進3分、右手にある「おもちゃのふぢや」ビル5階



TICKET
全席自由席・日時指定
予約2800円 当日3300円


※ 感染症対策の為、ご来場の際はマスクの着用をお願い致します。入場時に手指のアルコール消毒と非接触の検温をさせて頂きます。体調の優れない方、37.5度以上の熱がある方は来場をご遠慮下さい。
※ 不測の事態が発生し公演を中止・延期をする場合は、情報を更新のうえ速やかにその旨アナウンス致します。


STAFF
音楽 原田裕介
音響 福島慎太
記録映像撮影 河野恭平
演出助手 木村友里 福島慎太
協力 久世直樹 シバイエンジン 善長まりも ブルーノプロデュース バウムアンドクーヘン y/n
企画・制作 小田尚稔
主催 小田尚稔の演劇/小田尚稔
助成 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京


CONTACT
web http://odanaotoshi.blogspot.jp
mail odanaotoshi@gmail.com
tel 090-1014-9635(担当)
twitter @odanaotoshi


Design by Manami Watanabe






Photo by Hikaru Tuchiya

Editing by Kyouhei Kawano

小田尚稔の演劇 「レクイヱム」(2021年12月)

 小田尚稔の演劇

「レクイヱム」 “Requiem”


脚本・演出 小田尚稔
出演 加賀田玲 河原舞 久世直樹 鈴木睦海 高田隼也 橋本和加子 福島慎太

病気や怪我には気を付けて生活したいです。過去に二週間程度入院したことがあります。そのときは色んな方に心配やご迷惑をお掛けしました。病院は健康な日常生活に支障を抱えている人や生の存続を危ぶまれている人が療養する場所です。その時の印象として、病院での生活はそれまでの日常と切り離された時間のようでもありました。そこで何をしていたかとえば(メインは手術や療養なのですが)、割り振られたベッドのうえでこれまでの越し方などをぼんやりと考えていたようなそんな記憶もあります(と言っても自分の事なので頭に浮かぶ事柄の大半がしょうもないことばかりです)。
人生のどこかで立ち止まって考える、そんな局面があるとするならば、そのときの自分にとって入院生活とはそういう時間だったようにも思います。支障の無い人生、一切立ち止まることが無いような人生は恐らく無いはずです。誰もが病気や老化、そして死を迎えることを抱えて生きます(常にこれらを念頭に置きながら日常生活を送るとノイローゼになると思われますが)。これらの事柄を踏まえて、今回は作品づくりを通して「生」や「死」について考えてみたいと思っております。とはいっても、題材があまりに大きいので散漫に考えたいです。最近読んでいる原民喜(1905-1951)の著作に次のような一節がありました。「死について 死は僕を生長させた」原民喜「鎮魂歌」『原民喜戦後全小説』(講談社文芸文庫、2015年)所収、393頁。
近頃は感染症のことも踏まえて気軽に実家に帰省することも出来なくなってしまいました。下宿でひとり脚本の執筆作業やこれまでの生活を振り返ったりするような日々が、なんだか入院していたあの時間に似ているようなそんな気がしております。感染症の影響で公演を開催することが大変な状況では御座いますが、ご観劇頂けるお客様に楽しんで頂けるよう努めます。

SCHEDULE
2021年12月22日(WED
)-12月26日(SUN) [全9回公演を予定] 
12/22 (WED) 19:00-
12/23 (THU) 14:00- /19:00-
12/24 (FRI) 14:00- /19:00-
12/25 (SAT) 14:00- /19:00-
12/26 (SUN) 14:00- /19:00-

※ 受付及び開場は各回開演の30分前です。
※ 上演時間は1時間50分を予定しております(途中休憩はございません)。
※ 12/24(FRI)の各回は、上演の記録映像の撮影を予定しております(客席の一部に撮影用のカメラが入ることをご了承下さい)。


ACCESS 
SCOOL
〒181-0013
東京都三鷹市下連雀 3-33-6
三京ユニオンビル 5F

三鷹駅南口・中央通り直進3分、右手にある「おもちゃのふぢや」ビル5階



TICKET
全席自由席・日時指定
予約2800円 当日3400円

※ 感染症対策の為、ご来場の際はマスクの着用をお願い致します。入場時に手指のアルコール消毒と非接触の検温をさせて頂きます。体調の優れない方、37.5度以上の熱がある方は来場をご遠慮下さい。
※ 不測の事態が発生し公演を中止・延期をする場合は、情報を更新のうえ速やかにその旨アナウンス致します。

STAFF
音楽・音響 土屋光
映像 南香好
照明 小田尚稔
記録映像撮影 河野恭平
宣伝美術 渡邊まな実
協力 シバイエンジン バウムアンドクーヘン バストリオ
企画・制作 小田尚稔
主催 小田尚稔の演劇
助成 文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業



CONTACT
web http://odanaotoshi.blogspot.jp
mail odanaotoshi@gmail.com
tel 090-1014-9635(担当)
twitter @odanaotoshi



Design by Manami Watanabe




Photo by Kyouhei Kawano

 Editing by Kyouhei Kawano

小田尚稔の演劇 「是でいいのだ」(2021年3月)

 小田尚稔の演劇

「是でいいのだ」 “Es ist gut”


脚本・演出 小田尚稔
出演 加賀田玲 鈴木睦海 富髙有紗 中世古真理 橋本清
 

登場人物のひとりである女は、就職活動の面接の前に立ち寄った新宿のマクドナルドで被災する。電車が動かないので、徒歩で家がある国分寺まで帰宅しようとする。中央線沿いを歩く最中、彼女は当時のさまざまな風景をみて、それらの様子から回想をする。歩き疲れて夜空の星をみながら、震源地からも近い実家に住む両親のことを想う。そのときにみた星空の様子は、カント (Immanuel Kant:1724-1804)『実践理性批判』の「結び」の一節、 「ここに二つの物がある、それは〔略〕感嘆と畏敬の念とをもって我々の心を余すところなく充足する、すなわち私の上なる星をちりばめた空と私のうちなる道徳的法則である」カント『実践理性批判』(岩波書店、波多野精一・宮本和吉・篠田英雄訳、1979年、317頁)とともに語られる。

「是でいいのだ」は、イマヌエル・カント『道徳形而上学の基礎づけ』、V・E・フランクル『それでも人生にイエスと言う』という著作を題材にしている作品でもあります。
「君は、みずからの人格と他のすべての人格のうちに存在する人間性を、いつでも、同時に目的として使用しなければならず、いかなる場合にもたんに手段として使用してはならない」カント『道徳形而上学の基礎づけ』(光文社古典新訳文庫、中山元訳、2012年、136頁) 。フランクルの上記著作の冒頭には、カントの「道徳法則」についての引用がなされています。V・E・フランクル(Viktor Emil Frankl 1905-1997)は、ホロコーストの際アウシュヴィッツに送られ、強制収容所での体験をもとに著した『夜と霧』の作者でもり、極限的な体験を経て生き残った人物です。
本作では、2011年3月の東京での出来事とカントやフランクルの思索との接続が狙いでもあります。登場人物を通して語られる震災直後の東京の風景。そして、このような逆境や、自らの人生の境遇や環境を受け入れて前に進むことをこの物語で描いています。
感染症の影響で公演を開催すること自体大変な状況では御座いますが、ご観劇頂けるお客様に楽しんで頂けるよう努めます。

SCHEDULE
2021年3月11日(
THU)-3月15日(MON) [全8回公演] 
3/11 (THU) 19:00-
3/12 (FRI) 19:00-
3/13 (SAT) 14:00- /19:00-
3/14 (SUN) 14:00- /19:00-
3/15 (MON) 14:00- /19:00-

※ 3/14(SUN)の各回は、上演の記録映像の撮影を予定しております(客席の一部に撮影用のカメラが入ることをご了承下さい)。
※上演時間は約2時間20分程度を予定しております(途中5~10分程度の休憩が御座います)。尚、上演中は換気を行いながら進行致します。
※ 受付及び開場は各回開演の30分前です。

ACCESS 
SCOOL
〒181-0013
東京都三鷹市下連雀 3-33-6
三京ユニオンビル 5F

三鷹駅南口・中央通り直進3分、右手にある「おもちゃのふぢや」ビル5階



TICKET
全席自由席・日時指定
予約2800円 当日3300円

STAFF
音楽 原田裕介
音響 久世直樹
演出助手 中世古真理
制作助手 富髙有紗
記録映像撮影 南香好
宣伝美術 渡邊まな実
協力 シバイエンジン ブルーノプロデュース
企画・制作 小田尚稔
主催 小田尚稔の演劇
助成 文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業


CONTACT
web http://odanaotoshi.blogspot.jp
mail odanaotoshi@gmail.com
tel 090-1014-9635(担当)
twitter @odanaotoshi


Design by Manami Watanabe






Photo by Naotoshi Oda

Editing by Kasumi Minami

ワーケーションリゾート・備中矢掛(2021年1月)

ワーケーションリゾート 備中矢掛






岡山県小田郡矢掛町で2021年1月8日(金)~17日(日)開催された「ワーケーションリゾート・備中矢掛」に参加させて頂きました。
滞在中に短編脚本の執筆、最終日にはその脚本をもとにインターネットを介したオンラインにてワークショップを実施致しました。





ワーケーションリゾート 備中矢掛 ウェブサイト
引用ツイート